オンラインイングリッシュ.comでは、「Chapter 1【すぐわかる】英語の発音と発音記号マスター」~「Chapter 9【すぐわかる】英語 不定詞」を基礎英文法としてご紹介しています。
英語初心者でもわかりやすく、難しい専門用語を使わずに、簡単明瞭に解説しています。
今回は、現在分詞/動名詞(ing)、過去分詞(ed)、比較最上級(er, est)の解説をしていきます。
~ing, ~ed, ~er, ~estを付ける際のルールは、ほぼ同じなのでまとめて一緒に覚えましょう。
基礎英文法も残りわずかなので頑張って行きましょう!
それでは、一つずつ解説していきます。
~ing(動名詞/現在分詞)
動名詞は英語で「gerund」”ジェランドゥ”、現在分詞は「present participle」”プレゼント パーティシポー”と言います。
「ing」は、その動詞が動作中というニュアンスを持ちます。
「~ing」は、動詞を動名詞(名詞)と現在分詞(形容詞)2つの品詞に変えてしまいます。
それでは、動名詞と現在分詞について解説していきます。
動名詞
動詞に「ing」を付けて動作中というニュアンスの「~すること」という意味の名詞を作ります。
~ing(~すること)
動作中のニュアンスを含んだ名詞になります。
「~ing」使い方や使用位置などは普通の名詞と同じです。
※詳しくは、「【すぐわかる】英語の品詞(part of speech)一覧|10種類」ページの名詞をご確認ください。
I like jogging.(ジョギングが好きです。)
She is good at singing.(彼女は歌がうまいです。)
I’m not good at studying.(勉強が得意ではありません)
※be good at ~(~が得意です。)
現在分詞
現在分詞の「ing」は、下記の2通りの使い方ができます。
be動詞 + ~ing(~している最中です。)
まさに動作の真っ最中というニュアンスになります。
形容詞として~ing
~ing(~する/~している)
動作中のニュアンスを含んだ形容詞になります。
直後にある名詞を修飾します。
※修飾とは性質や状態などの意味を詳しく説明すること。
※進行形と形容詞について詳しくは、「【すぐわかる】英語の品詞(part of speech)一覧|10種類」ページの現在進行形&過去進行形と形容詞をご確認ください。
We are eating.(私たちは食事しているところです。)
I am playing golf with my friend.(友達とゴルフをしている最中です。)
What are you doing?(あなたは何をしている最中ですか?)
形容詞として~ing e.g.
swimming pool(水泳プール)
smiling baby(笑っている赤ちゃん)
smoking area(喫煙場所)
※直後にある名詞(pool, baby, area)を修飾しています。
「ing」の付け方のルール
動名詞、現在進行形、現在分詞ともに「ing」を付けるルールは同じです。
下記のルールに従って、動詞の語尾に「ing」を付けます。
4通りルールがありますので一つずつ説明していきます。
e.g.
see→seeing
watch→watching
2. 動詞の語尾が「子音字 + e」
「e」をとって「ing」を付けます。
e.g.
make→making
take→taking
3. 動詞の語尾が「単体の母音字(2個母音字が並んでない) + 子音字」
動詞の語尾の「子音字」を一つ増やして「ing」を付けます。
※単体の母音字(2個母音字が並んでない)❌read, keep, sweep⭕️fit, hit, stop
e.g.
get→getting
sit→sitting
4. 動詞の語尾が「ie」
「ie」をとって「y」を付け「ing」を付けます。
e.g.
lie→lying
die→dying
~ed(過去分詞)
過去分詞は英語で「past participle」”パストパーティシポー”と言います。
過去分詞の「ed」は、下記の2通りの使い方ができます。
have + ~ed(~を完了している。/~を継続している。/~した経験がある。)
現在完了形は、上記の [完了][継続][経験] 3つの使い方があります。
形容詞として~ed
~ed(~された/~した)
過去のニュアンスを含んだ形容詞になります。
直後にある名詞を修飾します。
※修飾とは性質や状態などの意味を詳しく説明すること。
※現在完了形と形容詞について詳しくは、「【すぐわかる】英語の品詞(part of speech)一覧|10種類」ページの現在完了形と形容詞をご確認ください。
I have just watched the movie.(たった今その映画を見終わりました。)
She has lived here since 2010.(彼女は2010年からここに住んでいます。)
I have traveled around the world.(世界一周旅行したことがあります。)
形容詞として~ed e.g.
boiled egg(ゆで卵)
flied potato(フライドポテト)
I am bored.(退屈だ。)
I am tired.(疲れた。)
「ed」の付け方のルール
不規則変化動詞以外は全て下記のルールに従って、動詞の語尾に「ed」を付けて過去形と過去分詞を作ります。
動詞の語尾に「ed」を付ける動詞の過去形と過去分詞は同じものになります。
下記のルールに従って、動詞の語尾に「ed」を付けます。
4通りルールがありますので一つずつ説明していきます。
4. 動詞の語尾が「子音字+ y」
「y」を「i」に変えて「ed」を付けます。
を除けば「ing」の付け方のルールと全く一緒です。
「ing」の付け方4番のルール
4. 動詞の語尾が「ie」
「ie」をとって「y」を付け「ing」を付けます。
※不規則変化動詞について詳しくは、「【すぐわかる】英語 不規則変化動詞一覧表|発音声付き」ページをご参照ください。
e.g.
want→wanted→wanted
ask→asked→asked
2. 動詞の語尾が「子音字 + e」
「e」をとって「ed」付けます。
e.g.
like→liked→liked
hope→hoped→hoped
3. 動詞の語尾が「単体の母音字(2個母音字が並んでない) + 子音字」
動詞の語尾の「子音字」を一つ増やして「ed」を付けます。
※単体の母音字(2個母音字が並んでない)❌read, keep, sweep⭕️fit, hit, stop
e.g.
fit→fitted→fitted
drop→dropped→dropped
4. 動詞の語尾が「子音字+ y」
「y」を「i」に変えて「ed」を付けます。
e.g.
cry→cried→cried
try→tried→tried
~er/~est(比較級/最上級)
比較級は英語で「comparative」”コンペラティブ”、最上級は「superlative」”スーパーラティブ”と言います。
形容詞または、副詞を比較級、最上級にして使います。
それでは、比較級、最上級それぞれ簡単に解説していきます。
比較級(もっと〜)
形容詞または副詞を「もっと形容詞/副詞」という意味にして使います。
比較級の作り方は、下記で詳しく解説していますが、
①形容詞または副詞の語尾に「er」を付ける
②「more」を形容詞または副詞の直前に置く
③不規則変化の比較級
の3通りの作り方があります。
He is cooler.(彼はもっとかっこいい。)
She can run faster than me.(彼女は私よりもっと速く走れる。)
She is more beautiful.(彼女もっと美しい。)
This is more important than that.(これはそれよりもっと重要です。)
It’s better.(そっちの方がもっと良い。)
It’s worse than before.(以前よりもっと悪い。)
※「than ~」を付け加えることで「~より」と対象の人や物などを付け足すことができます。
最上級(一番〜/最も〜)
形容詞または副詞を「一番形容詞/副詞」「最も形容詞/副詞」という意味にして使います。
最上級の作り方は、下記で詳しく解説していますが、
①形容詞または副詞の語尾に「est」を付ける
②「the most」を形容詞または副詞の直前に置く
③不規則変化の最上級
の3通りの作り方があります。
She is the youngest in my family.(私の家族の中で彼女が一番若いです。)
He can run the fastest in our class.(彼は私のクラスの中で一番速く走ることができる。)
Tokyo is the most famous place in Japan.(東京は日本の中で最も有名な場所です。)
This restaurant the most popular around here.(このレストランこの辺りで一番有名です。)
It’s the worst situation.(最悪の状態だね。)
※最上級にはすべて「the」を付けること。
それでは、比較級、最上級の作り方、
①形容詞または副詞の語尾に「er」,「est」を付ける
②「more」,「the most」を形容詞または副詞の直前に置く
③不規則変化の比較級と最上級
を詳しく解説していきます。
①「er」,「est」を付け方のルール
形容詞または副詞の語尾に「er」か「est」を付ける。
※「er」= 比較級、「est」= 最上級。
下記のルールに従って、形容詞または副詞の語尾に「er」か「est」を付けます。
4通りルールがありますので一つずつ説明していきます。
4. 形容詞または副詞の語尾が「子音字 + y」
「y」を「i」に変えて「er」、「est」を付けます。
を除けば「ing」の付け方のルールと全く一緒です。
※「ed」の付け方のルールと「er」,「est」の付け方のルールは全く一緒です。
「ing」の付け方4番のルール
4. 動詞の語尾が「ie」
「ie」をとって「y」を付け「ing」を付けます。
e.g.
old(古い)→older(もっと古い)→the oldest(一番古い)
small(小さい)→smaller(もっと小さい)→the smallest(一番小さい)
2. 形容詞または副詞の語尾が「e」
「e」をとって「er」、「est」を付けます。
e.g.
cute(かわいい)→cuter(もっとかわいい)→the cutest(一番かわいい)
fine(すばらしい)→finer(もっとすばらしい)→the finest(一番すばらしい)
3. 形容詞または副詞の語尾が「単体の母音字(2個母音字が並んでない) + 子音字」
動詞の語尾の「子音字」を一つ増やして「ed」を付けます。
※単体の母音字(2個母音字が並んでない)❌cheap, deep, clear⭕️big, thin, hot
e.g.
sad(悲しい)→sadder(もっと悲しい)→the saddest(一番悲しい)
fat(太った)→fatter(もっと太った)→the fattest(一番太った)
4. 形容詞または副詞の語尾が「子音字 + y」
「y」を「i」に変えて「er」、「est」を付けます。
e.g.
happy(楽しい)→happier(もっと楽しい)→the happiest(一番楽しい)
easy(簡単な)→easier(もっと簡単な)→the easiest(一番もっと簡単な)
early(早い)→earlier(もっと早い)→the earliest(一番早い)
②「more」,「the most」を形容詞または副詞の直前に置く
下記の1. 2. に当てはまるものは、~er, ~estではなく、「more」「the most」を形容詞または副詞の直前に置きます。
1. 2音節以上の形容詞または副詞
※2音節以上の形容詞、副詞は文字数が5文字以上の単語に多い。
important(大切な)→more important(もっと大切な)→the most important(一番大切な)
difficult(難しい)→more difficult(もっと難しい)→the most difficult(一番難しい), etc.
2. 形容詞または副詞の語尾が「~ful」,「~able」,「~ly」,「~ed(過去分詞)」,「~ing(現在分詞)」のもの
beautiful(美しい)→more beautiful(もっと美しい)→the most beautiful(一番美しい)
slowly(ゆっくり)→more slowly(もっとゆっくり)→the most slowly(一番ゆっくり)
tired(疲れた)→more tired(もっと疲れた)→the most tired(最も疲れた)
boring(退屈な)→more boring(もっと退屈な)→the most boring(最も退屈な)
③不規則変化の比較級と最上級
以下の形容詞または副詞が不規則変化の比較級と最上級なります。
原級 | 比較級 | 最上級 |
good (良い) |
better (もっと良い) |
the best (一番良い) |
well (上手に/十分に/体調の良い) |
better (もっと上手に/十分に/体調の良い) |
the best (最も上手に/十分に/体調の良い) |
bad/badly (悪い/悪く) |
worse (もっと悪い/悪く) |
the worst (最も悪い/悪く) |
ill (病気で/気分が悪い) |
worse (もっと病気で/気分が悪い) |
the worst (最も病気で/気分が悪い) |
many (数がたくさんの) |
more (もっと数がたくさんの) |
the most (一番数がたくさんの) |
much (量がたくさんの) |
more (もっと量がたくさんの) |
the most (一番量がたくさんの) |
little(少ない/小さい) | less(もっと少ない/小さい) | the least(最も少ない/小さい) |
far (遠い) |
farther (もっと遠い) |
the farthest (最も遠い) |
まとめ
「ing」,「ed」,「er」,「est」の付け方のルール1~3番は全く一緒です。
1. なにもせずそのまま語尾に「ing」,「ed」,「er」,「est」付ける。
2. 語尾が「e」➡️ 「e」をとって「ing」,「ed」,「er」,「est」を付けます。
3. 語尾が「単体の母音字(2個母音字が並んでない) + 子音字」➡️ 語尾の「子音字」を一つ増やして「ing」,「ed」,「er」,「est」を付けます。
「ing」,「ed」,「er, est」の付け方のルールは、4番目だけルールが違います。
しかも、「ed」、「er, est」の付け方のルールの4番目は全く一緒です。
4. 語尾が「子音字+ y」➡️「y」を「i」に変えて「ed」または、「er」,「est」を付ける。
「ing」の付け方のルール4番目だけ違います。
4. 語尾が「ie」➡️「ie」を「y」に変えて「ing」を付ける。
このように、「ing」,「ed」,「er, est」の付け方のルールはまとめて覚えると上記の黄色マーカー5パターンだけとなり簡単です!
それと、現在分詞(ing)と過去分詞(ed)は名詞を修飾する形容詞にもなるところがポイントです。
さあ、いよいよ終盤に差し掛り、もう少しで基礎英文法をマスターのところまで来ました。
次は「Chapter 8【すぐわかる】英語 関係代名詞」です。
オンラインイングリッシュで.comは、「Chapter 1【すぐわかる】英語の発音と発音記号マスター」~「Chapter 9【すぐわかる】英語 不定詞」を基礎英文法としてご紹介しています。
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