【すぐわかる】could have 過去分詞|意味と使い方

複数の時計の前に女性横顔とcould have文字

このページでは、前回の【すぐわかる】could 3つの意味と5つの使い方ページでご紹介できなかった「could have 過去分詞」をわかりやすく解説していきます。

【すぐわかる】could 3つの意味と5つの使い方ページも同時進行で、ご覧頂けるとより一層理解が深まります。

短縮系と発音、文型やよく使われる場面を交えてcould have の説明し、could have 過去分詞 – 仮定法(if)と仮定法(if)以外を例文と共にわかりやすく解説していきます。

could haveの説明

would have同様、簡単に言うと、could haveは、仮定を表すcouldの過去形です。

could 動詞原型 (想像の中で~できるだろう/かもしれない。) = 現在~未来

could have 過去分詞 (想像の中で~できただろう/だったかもしれない。) = 過去

※仮定を表すcouldについて詳しくは、【すぐわかる】could 3つの意味と5つの使い方ページの仮定を表すcouldをご参照ください。

couldは、canの過去形として過去のことを指しますが、それ以外は、仮定を表すcould(想像の中で~できるだろう/かもしれない。)と現在か未来のことを指します。

つまり、would同様、仮定を表すcould(想像の中で~できるだろう/かもしれない。)は、過去のことを指しません。

過去の仮定を表すcould ➡︎「(想像の中で)~できただろう/だったかもしれない。」

という意味で、「could have 過去分詞」が、仮定を表すcouldの過去形として使われます。

[能力]・[許可]・[可能性]から「~できただろう/だったかもしれない。」と過去のことを仮定の話(想像)で話す時に使います。

仮定を表すcouldの時制図

could haveもwould have同様、必ず過去完了形で使う必要があるので動詞の過去分詞とセットで使います。

could have 過去分詞 ~

(~過去分詞できただろう/だったかもしれない。)

※過去分詞について詳しくは、【すぐわかる】英語 不規則変化動詞一覧表ページと【すぐわかる】動名詞(ing)/過去分詞(ed)/比較最上級(er, est)ページの~ed(過去分詞)をご参照ください。

could have 短縮形と発音

could haveの短縮形をcould’ve。

発音をcould’ve(クドヴ)または、特殊な発音でcoulda(クダ)と言います。

couldn’t haveの短縮形をcouldn’t’ve。

発音をcouldn’t’ve(クドンタヴ)または、特殊な発音でcouldna(クドナ)と言います。

 短縮形 
could have ➡︎ could’ve

couldn’t have ➡︎ couldn’t’ve

 発音 
could’ve ➡︎ kudəv(クドヴ)
または、coulda(クダ)

couldn’t’ve ➡︎ kudəntəv(クドンタヴ)
または、couldna(クドナ)

could have 過去分詞 よく使われる場面

 昔の思い出話 
※could’ve(クドヴ)で発音しています。

「真剣にやってたら、勝てたかもしれないのに。」

If I had been serious, I could’ve won.

「もっと一生懸命勉強してたら、あなたは医者になれたかもしれないのに。」
You could’ve been a doctor if you had studied harder.

「すぐに買いに行っていたら、あのジョーダン4手に入れることできたかもしれない。」
If I had gone the shoe shop quickly, I could’ve gotten the Jordan 4.

「~できたのに/してあげたのに。」過去に対しての提案 
※coulda(クダ)で発音しています。

「そこにいけたのに。」

I could’ve gone there.

「迎えに行けたのに。」
I could’ve picked up you.

「起こしてあげたのに。」
I could’ve woke you up.

「お金貸してあげたのに。」
I could’ve lend you money.

「~できただろ/しておいてくれよ!」過去に対する不満や非難 
※could’ve(クドヴ)で発音しています。

「もっと早く起きておいてくれよ!」

You could’ve woken up earlier!

「待つことできただろ!」
You could’ve waited!

「席取っておけたでしょ!」
You could’ve taken our seat!

「遅すぎ!メールできなかったの?」
It’s too late! Couldn’t you have texted?

「それ昨日言っておいてくれよ!」
You could’ve told me about that yesterday!

「~だったかもしれないよ。」過去の危険性の指摘 
※coulda(クダ)で発音しています。

「財布落としていたかもしれないよ。」

You could’ve lost your wallet.

「失敗してたかもしれないよ。」
You could’ve failed.

「クビになってたかもしれないよ。」
You could’ve been fired.

「死んでたかもしれないよ。」
You could’ve died.

「~だったのかもしれない。」過去のことを推測 
※could’ve(クドヴ)で発音しています。

「彼疲れていたのかもしれない。」

He could’ve been tired.

「彼は私を疑っていたのかもしれない。」
He could’ve doubt me.

「彼女のこと傷つけたのかもしれない。」
I could’ve hurt her.

「彼私達に嘘をついていたのかもしれない。」
He could’ve lied us.

「彼女寝坊したのかもしれない。」
She could’ve overslept.

※音声は、シャドーイングできるよう間隔を空けています。

 [助動詞の可能性の確率] 
(低い) could, might, may, can, should, ought to, would, will, must (高い)

上記を見てわかる様にcouldの可能性の確率は、低くmaybeと同じくらいの確率で実現の可能性を表します。

could have 過去分詞 – 仮定法(if)

男性ジャンプと青空im possible文字

would have同様、英文法上では、仮定法過去完了という仮定法になります。

※仮定法について詳しくは、【すぐわかる】could 3つの意味と5つの使い方ページ内のcould 2つの仮定法をご参照下さい。

「もし~だったら、(if文)」と条件をつけて「~できただろう/だったかもしれない。(could文)」と述べます。

 ルール 
could文if文2つの文の動詞部分を

could have 過去分詞had 過去分詞

を使ってcould文if文を同じ過去完了形にする。

 [文型] 
If 主語 had 過去分詞 ~, 主語 could have 過去分詞 ~.
(もし~過去分詞だったら、~過去分詞できただろう/だったかもしれない。)

※ comma(,)が文と文の間に必要です。

主語 could have 過去分詞 ~ if 主語 had 過去分詞 ~.
(~過去分詞できただろう/だったかもしれない、もし~過去分詞だったら。)

※ comma(,)が文と文の間に必要ありません。

comma(,)がいるか、いらないかに気をつければ、どちらの文型を使ってもOKです。

日本語でもそうですが、実際の会話では、if ~.(もし、~だったら)の部分が既に会話の中で出てきている場合は、if ~.(もし、~なら)の部分は、省かれることもあります。

例文
※coulda(クダ), couldna(クドナ)で発音しています。

I could’ve picked her up if you had told me.(言ってくれてたら、彼女を迎えに行ったのに。)

If you had told me about him, I could’ve helped him.(もしあなたが彼のこと私に話していたら、彼を助けることができたのに。)

We could’ve arrived by 3pm if you hadn’t been late.(あなたが遅刻しなければ15時には到着できたのに。)

If you had helped me with my homework, I could’ve finished.(もし宿題手伝ってくれていれば、終わらせることできたのに。)

I couldn’t have gotten my own house if I hadn’t worked hard.(もし一生懸命仕事していなかったら、自分の家を手に入れることはできなかっただろう。)

If I hadn’t gone to that party, we couldn’t have met.(もし僕があのパーティーに行っていなかったら、私達は決して出会えなかっただろう。)

could have 過去分詞 – 仮定法(if)以外

would have同様、英文法として仮定法があるのですが、実際の会話では、if ~.の文とセットではなくcould have 過去分詞 ~.の文だけで使ったり、if ~.の文の代わりに、but ~.とセットで使ったりします。

・if ~.の文とセットではなくcould have 過去分詞 ~.の文だけで使う場合は、「~できただろう/だったかもしれない。」と述べる前振りが、相手との会話の中で既に出てきています。

または、話のシチュエーションによってもcould have 過去分詞 ~.の文だけで使うこともできます。
※詳しくは、このページ内のcould have 過去分詞 よく使われる場面をご参照ください

・if ~.の文の代わりに、but ~.とセットで使う場合は、「~できただろう。」の後に「しかし~だった。」とそれが実現しなかった理由を過去形の動詞を使って述べます。

 [文型] 
主語 could have 過去分詞 ~.
(~過去分詞できただろう/だったかもしれない。)

主語 could have 過去分詞 ~ but ~.
(~過去分詞できただろうが/けど、~[過去形文]。)

※but ~.の~の部分は、それをできなかった理由を過去形文で説明します。

例文
※could’ve(クドヴ), couldn’t’ve(クドンタヴ)で発音しています。

I could’ve taken you.(連れていってあげたのに。)

You could’ve called me earlier!(もっと早く電話できただろ!)

You could’ve hurt yourself.(あなた怪我してたかもしれないよ。)

She could’ve forgotten about today.(彼女今日のこと忘れていたのかもしれない。)

I could’ve gone there yesterday but I was too tired.(昨日そこに行くことできたんだけど、とても疲れてたんだ。)

I could’ve gone to work but I got car accident on my way.(仕事に行けたが、途中で交通事故に遭った。)

I could’ve gone to college but I decided to work after high school.(大学に進むこともできたが、卒業後働くことを決めた。)

We couldn’t have achieved our goals without our great team.(この素晴らしいチームなしで私達は目標を達成することはできなかっただろう。)

まとめ

would同様、多くの日本人が混乱するcould。

wouldとcould意味こそ違いますが、性質は、ほぼ一緒です。

wouldとcould両方をまとめて覚えることをお勧めします。

would同様、couldも日常会話の中で本当によく使われるので、このページと【すぐわかる】could 3つの意味と5つの使い方ページから学習して完全攻略しましょう!

ポイントは、仮定を表すcould(想像の中で~できるだろう/かもしれない。)です。

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