【すぐわかる】英語 不定詞|音声付き

黒板に不定詞

さあ、いよいよ基礎英文法最終章の不定詞です。

不定詞は英語で「infinitive」”インフィニティブ”と言います。

不定詞とは「to」を動詞の原形の前に付けて名詞を作ります。

単語または文章を修飾して文章をより長し、より情報をプラスすることができます。
※修飾とは性質や状態などの意味を詳しく説明することです。

不定詞 = to + 動詞の原形

この不定詞の「to」の意味は「〜へ/〜に向かって」という未来のニュアンスの意味で、「〜すること」と覚えておくと楽です。

主に下記の3種類の使い方があるので解説していきたいと思います。

1. 動詞 + 不定詞(〜することを)

この不定詞( to 動詞の原形)の部分は目的語として扱われるため、( to 動詞の原形)の部分の意味は「〜することを」となります。

e.g.
need to 動詞の原形 (〜することを必要とする。)
try to 動詞の原形 (〜することを試みる。)
want to 動詞の原形 (〜することを望む。/〜したい。)
get to 動詞の原形 (〜すること/機会を得る。)
start to 動詞の原形 (〜することを始める)
like to 動詞の原形 (〜することを/が好き。)
plan to 動詞の原形 (〜することを計画する。)
decide to 動詞の原形 (〜することを決める)
, etc.
例文
I love to travel.(旅行が大好きです。)
※likeより好きはlove.

I need to sleep.(私は寝る必要がある。)

Let’s try to drink.(飲んでみましょう。)

I wanna go to the beach.(海/ビーチに行きたい。)
※wannaはwant toの短縮系。

I decided to break up with you.(あなたと別れることを決めた。)

不定詞とよく似た物ものに動名詞があります。

動名詞(ing)も同じ「〜することを」 目的語で使いますが、不定詞が未来のニュアンス(まだ実行していない)に対し、動名詞は動作の途中かすでに動作を実行しているというニュアンスになります。

従って、下記のe.g.の様に、不定詞toと動名詞ingでは、微妙に意味合いがかっわってきます。

e.g.
try現在形
try to 動詞の原形(まだ実行していないこと)試みる。
try 動詞ing(動作の途中かすでに実行していること)試みる。

try過去形
tyied to 動詞の原形(まだ実行していないこと)試みた。
※まだ実行していないことを試みた = 実行できなかった。
tyied 動詞ing(動作の途中かすでに実行していること)試みた。
※動作の途中かすでに実行していることを試みた = 実行できた。

2. 5W1H or 名詞 + 不定詞(〜すべき)

不定詞は直前にある1つの単語を修飾して(〜すべき)とします。
※修飾とは性質や状態などの意味を詳しく説明することです。

不定詞に修飾される直前にある1つの単語とは、主に名詞または5W1Hです。

e.g.
something to 動詞の原形(〜すべき何かのもの)
what to 動詞の原形(何を〜すべき)
when to 動詞の原形(いつ〜すべき)
where to 動詞の原形(どこに/へ〜すべき)
who to 動詞の原形(誰に/を〜すべき)
how to 動詞の原形(どうやって〜すべき)
例文
I had many homework to do yesterday.(私は昨日やるべき宿題がたくさんあった。)

I even have no time to watch TV always.(私はいつもテレビを見る時すらありません。)
※even副詞(〜すら/さえ)

Do you want something to drink?(何か飲み物欲しい?)

What to do.(何をすべき。)

When to finish.(いつ終わるべき。)

Where to go.(どこへ行くべき。)

Who to ask.(誰に尋ねるべき。)

How to use.(使い方。)

Please teach me how to use this.(どうやってこれを使うべきか教えてください。)

不定詞に修飾される単語が名詞で、名詞 to 動詞の原形(〜すべき)の形のときは文末に前置詞がつくかつかないか注意が必要です。

.eg.
❌I bought a house to live.→「to live a house」
⭕️I bought a house to live in.→「to live in a house」

この場合、不定詞toは直前にある名詞の「house」を修飾しているため、不定詞と修飾されている名詞2つを繋げた時は「to live in a house」とならなければなりません。
なので文末にinが必要になります。

❌We need balls to play baseball .→「to play baseball ball」
⭕️We need balls to play baseball with.→「to play baseball with balls」

この場合も、不定詞toは直前にある名詞の「balls」を修飾しているため、不定詞と修飾されている名詞2つを繋げた時は「to play baseball with balls」とならなければなりません。
なので文末にwithが必要になります。

3. 文章 + 不定詞 + 文章

「【すぐわかる】英語の5文型」ページ「補足文型1 (文と文を繋ぐ)」でも少し解説していますが、「to」で文章をプラスし一つの文章をより長い文章にします。

「関係代名詞」に似た用法です。

この不定詞の「to」は、文を繋ぐ「文 + 文。」の「+」と言われています。

この時、不定詞は前にある文章(正確には前にある動詞)を修飾します。

「to」の意味は「〜へ/〜に向かって」という未来のニュアンスで文をつなげていることを忘れないで例文を見てください。

例文
It’s difficult to understand her thoughts.(彼女の考えは難しくて理解できない。)
※thought 名詞(考え)

I’ll go to Tokyo to see my girl friend.(彼女に会いに東京へ行きます。)

They came here to see our baseball skills.(彼らは私たちの野球の技術を見にここへ来た。)

My boy friend told me to say hello to my parents.(私の彼が私の両親によろしく言っていました。)
※to say hello to A (Aによろしく言う)

She told me to arrive there at least 30 minutes early.(少なくとも30分前にはそこに到着する様彼女が僕に言った。)
※at least ~ (少なとも~)

まとめ

如何だったでしょうか?

この「Chapter 9【すぐわかる】英語 不定詞」で基礎英文法は終了です。

不定詞は、未来のニュアンスで文章や直前にある品詞を修飾するということが、わかったでしょうか?

まだまだ、英文法はありますが、ここまでの基礎英文法がわかっていれば、ある程度大丈夫ですし、ここから先の細かい英文法は、フレーズや文章ごと覚えていった方が良いです。
※詳しくはメニュー内にある「英語フレーズ&イディオム」や「英語学習のポイント」コーナーもご覧ください。

オンラインイングリッシュ.comでは、「Chapter 1【すぐわかる】英語の発音と発音記号マスター」~「Chapter 9【すぐわかる】英語 不定詞」を基礎英文法としてご紹介してきました。

さあ、ここまでマスターしたら、実践あるのみです!

良いオンライン英会話学校学校を見つけて、まずは、無料体験レッスンで授業を受けてみましょう!

※オンラインイングリッシュ.comでは、スマホだけ1画面で、レッスン教材の表示、質問の際に使えるチャットメール等できる、独自のレッスンビデオ通信システム持つ、オンライン英会話だけを選りすぐってご紹介しています。(Skype非推奨)

©ondoku3.com