みなさん、すでにこの英語の5文型は、中学時代に英語の授業で習ったと思います。
全ての英文は、この5文型のいずれかで構成されています。
要するに、英語を話すには、この5つの文型以外の文型はないと言えます。
ということで、この5文型をわかっていないと、英語は、話せないので簡単に噛み砕いてサクッと説明していきます。
動詞 V (verb) 動きや状態を表す文の述語。日本語で「〜する、〜である」にあたる部分の言葉。
目的語 O (object) 日本語で「〜を、〜に」にあたる部分名詞の言葉。
補語 C (complement) 名詞か形容詞で主語や目的語の説明を補う言葉。
修飾語 M (modifier) 修飾語とは性質や状態などの意味を詳しく説明する言葉(形容詞、副詞、前置詞など)。
※修飾語 Mの文中の位置は「【すぐわかる】英語の品詞(part of speech)一覧|10種類」ページの形容詞、副詞、前置詞の章をご参照ください。
第1文型「S(主語)+ V(動詞)」
第1文型は全(1~5)文型に含まれている英文の土台となる文型です。
「S(主語)+ V(動詞)」この2つだけで、できた文型です。
I did. (やったよ。)
I’ll go. (行きます。)
She already ate. (彼女は、既に食べた。)
※already副詞(もうすでに)
英語の文型のややっこしいところが、修飾語M(modifier) は文型の要素としてカウントされないため下記の様な文型も第1文型となります。
それと、英語のルール上、「There is 〜.」「There are 〜.」(〜がいる。/〜がある。)の構文は第1文型となります。
細かいところは、どうでもいいので、「S(主語)+ V(動詞)」が全文型の土台で、すべての文型は、第1文型から始まるということだけ覚えておきましょう!
第2文型「S(主語)+ V(動詞) +C(補語)」
第1文型にもう1つプラスしてもう少し内容のわかりやすい文にします。
第2文型「S(主語)+ V(動詞) +C(補語)」のC(補語)は、名詞か形容詞で主語や目的語の説明を補う言葉。
第2文型には、目的語がないため、C(補語)は主語の説明を補う言葉ということになります。
ですので、第2文型は、「S(主語) = C(補語)」という意味になります。
She is beautiful. (彼女は美しい。)
He is a great doctor. (彼は素晴らしい医者です。)
You got angry. (あなたは怒った。)
第3文型「S(主語)+ V(動詞) + O(目的語)」
第3文型も、第1文型にもう1つプラスして内容のわかりやすい文にします。
O(目的語)の部分の日本語の意味は、「〜を」か「〜に」になります。
be動詞の意味が「=」であるため第3文型の動詞は、必ず一般動詞になります。
第3文型は、「S(主語) + O(目的語)を/に、+ V(動詞)」という意味になります。
I love you. (私は、あなたを愛しています。)
She study English. (彼女は、英語を勉強している。)
They play soccer. (彼らは、サッカーをする。)
補足文型1 (文のと文を繋ぐ)
第3文型は、文と文を繋ぐことができます。
下記の様に、2通りの文と文の繋ぎがあるので説明します。
1. O(目的語)の部分→S(主語)
「S(主語)+ V(動詞) + S(主語)+ V(動詞) + O(目的語)」
※O(目的語)の部分にS(主語)を置きそこからまたもう一つの文を作る。
I heard she is a teacher. (私は、彼女は先生だと聞いた。)
The guard told we can enter inside here. (あの警備員が私たちがここの中に入っていいと言った。)
2. O(目的語)の部分→O(目的語)
「S(主語)+ V(動詞) + O(目的語) + to + V(動詞) + O(目的語)」
※第3文型そのままの状態で、O(目的語)の後に「to」を置き主語を置かずに、動詞からもう一つの文を作る(不定詞)。
※不定詞について詳しくは、「【すぐわかる】英語 不定詞」ページをご覧ください。
I asked my mom to wake me up at 6 am. (私は、母親に朝6時に起こしてくれと頼んだ。)
She told him to quit drinking. (彼女は彼にお酒をやめる様伝えた。)
第4文型「S(主語)+ V(動詞) +O1(目的語) +O2(目的語)」
第1文型にもう2つ情報をプラスして、もっと内容のわかりやすい文にします。
O1(目的語) + O2(目的語)の部分は、「〜に」、「〜を」になります。
第4文型は、「S(主語) + O1(目的語)に、O2(目的語)を、+ V(動詞)」という意味になります。
I gave her money. (私は、彼女にお金を与えた。)
She borrowed him a pen. (彼女は、彼にペンを借りた。)
He teach me English. (彼は、私に英語を教える。)
第5文型「S(主語)+ V(動詞) +(目的語) +C(補語)」
第5文型も、第1文型にもう2つ情報をプラスして、もっと内容のわかりやすい文にします。
O(目的語) + C(補語)の部分は、O(目的語) = C(補語)の関係になります。
第5文型は、「S(主語) + O(目的語) = C(補語) + V(動詞)」という意味になります。
I like sushi the best. (私は、すしが一番好きです。)
I know that book easy. (私は、その本が簡単だと知っている)
He heard her singing in her room. (彼は、彼女が彼女の部屋で歌っているのを聞いた。)
She noticed him a doctor. (彼女は、彼が医者だと気づいた。)
補足文型2 (場所、時間、日付)
場所、時間、日付などは文末に置きます。
基本的なルールとしては、下記の様な順番になります。
「S(主語) + V(動詞) + O1(目的語) + O2(目的語) + 場所 + 時間 + 日付」
まとめ
英語は必ずこれらの5文型の形で話します。(それ以外ありません。口語で主語を省く時などは例外です。)
必ず、この会話の土台となる5文型の形を覚えましょう!
実践でこの5文型をどんどん使って、実践の中からニュアンスで感じましょう!
さあ、次は「Chapter 4【すぐわかる】英語 不規則変化動詞一覧表|発音声付き」を学んで、実践で会話に挑戦してみましょう!!
オンラインイングリッシュ.comでは、「Chapter 1【すぐわかる】英語の発音と発音記号マスター」~「Chapter 9【すぐわかる】英語 不定詞」を基礎英文法としてご紹介しています。
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He stood by the window. (彼はまどのそばに立っていた。)
※by the windowが前置詞のかたまりの修飾語M となっているのでカウントされない。
Shibuya is in Tokyo. (渋谷は東京の中にあります。)
※in Tokyoが前置詞のかたまりの修飾語Mとなっているでカウントされない。