なぜ日本人は、義務教育で英語を習っているのに、簡単な日常英会話さえ話せないのでしょうか?
理由は英語の勉強だけで、リアルな英語に触れていない、英語での会話の経験値が圧倒的に少ない。
この一言に尽きます。
TOEICでいくら高得点を取ったとしても、いざ英語を話すとなると、話せない人が多いというのが、典型的な例です。
英語を話せるようになる2つのコツを意識すれば、義務教育で英語を習った方なら誰でも、簡単な日常英会話は話せるようになります。
英語の語順(文型)に気をつけよう!
私は、英語留学していた当時、学校さえ通っていれば、自然に英語が話せるようになると思っていました。
それから、留学して1年くらい経った頃、気づくと先生とは馴れ合いになっていて、私は英単語で一言とかジェスチャーなどで先生との会話や意思の疎通していました。
まともに英語を文として話すことができていませんでした。
自分の中では、英語のボキャブラリーがまだ足りないから話せないんだとずっと思っていましたが。。。
1年経っても、日常英会話すらできない自分に気づき挫折しそうになったことを今でも覚えています。
そんなある時、アメリカ人女性のエメリー先生から言われた言葉で目が覚めました。
あなたは、日常英会話で使うボキャブラリーは、十分に持っているわ。
www..そうは思えないんだけどな。。。
ほとんどの英文は、「主語 + 動詞 + それ以外の情報(目的語や補語など)」の文型で成り立っているの。
このことに気をつけて話してみて!
はい、わかりました!
そういえば、すっかり忘れていたなwww。
日常英会話で難しい英単語は、使う必要ない。
簡単なあなたの知っている英単語で十分話せるはずよ!
目から鱗でした。
当たり前のことでしたが、難しく考え過ぎていたのと同時に甘くみていました。。。
そうなんです。
これこそ英語を話す中で一番大事なことなのです。
日本語を話す時、語順なんか気にもしたことがなかった私には、完全に忘れさられていたことでした。
難しい英単語を覚えることばかりに気を取られ、日本語と英語では、話すときの語順(文型)が違うことや、英語は語順で意味が変わるということをすっかり忘れていたのです。
そこで、まずは英語の5文型をおさらいし、しっかりと頭に叩き込みました。
※英語の5文型について、詳しくは【すぐわかる】英語の5文型をご参照ください。
英語の5文型の全ての始まりは、主語 + 動詞の語順です。
まず、先にこの主語+動詞を決めて話すように訓練しました。
その後に、それ以外の情報(目的語や補語など)を付け加える。
ここのことがきっかけで、自分の知っている英単語だけでどうにか話し切れるようになり、英語がどんどん話せるようになりました。
英語を聞き取りも同様に、先生の言っていることがわかるようになりました。
それと英語は、最初の英単語が何かで意味が変わります。
自分が話す時もそうですが、話を聞き取る時は、しっかりと最初の英単語を捉える!
例えば、最初の英単語が動詞なのか、主語なのか、または疑問詞なのかで、何かをしてくれと頼んでいる命令文なのか、それとも自分の意見を述べている肯定文なのか、または何かを質問している疑問文なのかを下記のように判断します。
動詞 + 〜. ➡︎ 命令文
主語 + 動詞 + 〜. ➡︎ 肯定文
be動詞 + 主語 + 〜? ➡︎ be動詞の疑問文
Do/Does/Did + 主語 + 一般動詞 + 〜? ➡︎ 一般動詞の疑問文
など…
このように英語は最初の英単語をしっかりと捉えることで、その文が何を意味するかを知ることができます。
日本語のように英語を省略しないようにしよう!
我々の話す日本語は、基本的に、「主語 + それ以外の情報(目的語や補語など) + 動詞」の語順です。(主語をよく省略して使います。)
しかし英語の語順は、基本的に、「主語 + 動詞 + それ以外の情報(目的語や補語など)」です。
※命令文や疑問文などは例外。
主語を除けば、英語と日本語の語順は、真逆ということになります。
この真逆の語順で主語を省略せず、自然にこの英文の語順で話せるようになることが大事です。
意思疎通の取れるネイティブ同士の英会話の中では、主語を省略することもありますが、英語は主語を省略してしまうと動詞が先頭に来て、命令文になる為、ネイティブではない我々日本人は、意味が行き違ったり、曖昧になるのでやめた方が良いです。
例えば、「行け、行く(未来)、行ける、行きたい」というのは、日本語で一言で言えますが、英語では下記のようになります。
行け ➡︎ Go
行く(未来) ➡︎ I’ll go
行ける ➡︎ I can go
行きたい ➡︎ I want to go
上記のように英語では、一言で言うことはできません。
このように英語と日本語では、語順も違えば、言葉を省略するところも違ってきます。
日本人が英語を話せない原因は、英語の語順(主語 + 動詞 + それ以外の情報(目的語や補語など)を意識していないのと日本語のように主語などの言葉を省略しようとすることです。
英語の基本的な語順(文型)すら身についていない間に、主語を省略しようとすると、英語を余計に難しくするだけです。
英語は日本語とは全く繋がりもなく、全く違う語源からできた言語です。
日本語で英語を理解しようとするのは、無理があります。
英語と日本語はしっかりと切り離して考え、まずは、英語の基本的な語順(文型)を身につけてください。
主語を省略して日本語を喋る私たちにとっては、主語をいつも言わなければならない英語に対して、煩わしい感覚を持ちますがそれが英語です。
日本語のように言葉を省略せず、「主語 + 動詞 + それ以外の情報(目的語や補語など)」の語順で英語を話すのをいつも心がけて身につけましょう。
まとめ
以上、英語を話せるようになる2つのコツ
英文を省略せず、難しい英単語を使わず、語順(文型)に注意し、自分の知っている簡単な英単語を使って話し切る。
の意識と共に、英語の5文型をおさらいしましょう。
一番大事なのは英語の語順(文型)です。
※英語の語順(文型)について、詳しくは【すぐわかる】英語の5文型をご参照ください。
英語を話す語順(文型)は、英語の5文型以外ありません!
この英語の5文型を命令文や疑問文の文型に変えて英語を話します。
たった5つしかない、この英語の5文型をしっかりと頭に叩き込みましょう。
我々日本人が義務教育で習ってきた英単語で日常英会話程度なら、ほぼ話すことができるということをわかっておいてください。
頑張って、あなたの英会話の経験値を増やし、まず英語の基本を身につけましょう!
※なんて言ったら良いか、どうしてもわからない時はGoogleで検索すると良いです。
個人差はありますが、6ヶ月から1年くらいで、簡単な日常英会話程度なら話せるようになるはずです。
ただ、しっかりと英会話の実践の中で話すということ、それを積み重ねていく訓練が大事ということを忘れないでください。
話すことをしない勉強だけでは、ダメです。
言語は会話することなしでは、習得はありえません!
まずは、ここからスタートです。
そして、ある程度日常英会話ができるようになってから、難しい専門的な用語の英単語や言い回し(ビジネス英会話など)を覚えていきましょう。
英単語の数は、星の数ほどあるので、もっと英語力を上げたい方は、日々の英単語ボキャブラリーを増やす努力をしてください。
英語初心者の方は、当サイトメニュー内の「英文法」の「Chapter 1【すぐわかる】英語の発音と発音記号マスター」~「Chapter 9【すぐわかる】英語 不定詞」をおさらいしましょう。
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